片頭痛

- 頭の片側にズキズキとした痛みを感じる
- 吐き気や嘔吐を伴う頭痛がある
- 数時間から数日間続く痛みが周期的に現れる
- 視界がぼやけたり、光の点滅が見えることがある
片頭痛とは?
片頭痛は、慢性的な頭痛の一種で、主に頭の片側にズキズキとした激しい痛みを伴う症状です。特に20~40代の女性に多く見られますが、男性や子供にも発症することがあります。片頭痛は通常、以下の2つのタイプに分類されます。
前兆を伴う片頭痛
- 頭痛が始まる前に、視覚的な異常や感覚の変化が現れるタイプです。光の点滅や視界が欠けるような症状が代表的です。
前兆を伴わない片頭痛
- 突然頭痛が始まり、数時間から数日間続くタイプです。
片頭痛は、一般的な緊張型頭痛とは異なり、神経や血管の変化が関与しているため、適切な治療が必要です。

片頭痛になる原因は?
片頭痛の正確な原因は未だ完全には解明されていませんが、いくつかの要因が発症に関与していると考えられています。
1. 神経伝達物質の異常
脳内の神経伝達物質、特にセロトニンが急激に変動することで、血管が収縮したり拡張したりし、それが痛みの原因になるとされています。
2. ストレスや疲労
精神的・肉体的なストレスが片頭痛を引き起こすことがあります。睡眠不足や過労も要因の一つです。
3. ホルモンの変化
女性の場合、生理周期や妊娠、更年期などのホルモン変化が片頭痛を誘発することがあります。
4. 食事や生活習慣
特定の食品(チョコレート、赤ワイン、加工食品など)や不規則な食事時間が引き金になることがあります。
5. 環境要因
強い光、騒音、天候の変化など、外部環境の刺激が片頭痛を誘発する場合もあります。

片頭痛を放置・悪化したらどうなるの?
片頭痛を放置すると、以下のような悪影響が出る可能性があります。
1. 慢性片頭痛への移行
放置した片頭痛が慢性化すると、1か月のうち15日以上も頭痛に苦しむことがあります。
2. 日常生活への支障
片頭痛による痛みや吐き気で、仕事や家庭生活に影響を与えることがあります。特に光や音への敏感さが強い場合、外出や社交が難しくなることも。
3. うつ病や不安障害のリスク増加
慢性的な片頭痛は精神的なストレスを引き起こし、うつ病や不安障害を誘発するリスクが高まります。
4. 薬物乱用頭痛の発症
市販薬や処方薬を頻繁に使用すると、薬物乱用による頭痛が新たに発生することがあります。
片頭痛を放置せず、早期に適切な治療を受けることが重要です。
当院での治療
片頭痛を効果的に治療するためには、専門的なアプローチとセルフケアを組み合わせることが重要です。
鍼治療
鍼は片頭痛の予防や症状緩和に効果的とされています。ツボを刺激することで血流を改善し、神経伝達物質のバランスを整える効果が期待できます。

ヘッドスパ・筋膜リリース
頭部や頸部の筋肉や筋膜の緊張を緩めることで、片頭痛の頻度や強度を軽減します。

セルフケア方法
- 生活習慣の見直し
- 規則正しい睡眠を確保する。
- ストレスを溜めないためにリラクゼーションを取り入れる。
- 食事管理
- トリガーとなる食品を避ける。
- バランスの良い食事を心掛ける。
- 適度な運動
ヨガや軽いストレッチで血流を促進し、リラックス効果を得る。 - ツボ押し
- 合谷(ごうこく)や風池(ふうち)といったツボを指圧することで症状の緩和が期待できます。

まとめ
片頭痛は適切な治療とセルフケアで大きく改善する可能性があります。痛みが続く場合や症状が悪化する場合は、早めに専門家に相談することをお勧めします。当院では、柔道整復師の技術と鍼治療を組み合わせた総合的なアプローチで、患者様一人ひとりに合わせた治療を提供しています。お気軽にお問い合わせください。




